<!>二次創作表現があります。
<!>CP表現があります。<!>ジャンルごった。カテゴリーより別々に見られます。
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また妄想文です。
妄想がとまりません。自分が怖いよ・・・。
アラバスタ直後。キジ目線です。
毎度ちゃんとした話を書くスキルはありませんので、独白調です。
<つづきはこちら>より。
妄想がとまりません。自分が怖いよ・・・。
アラバスタ直後。キジ目線です。
毎度ちゃんとした話を書くスキルはありませんので、独白調です。
<つづきはこちら>より。
「無題」
スモーカーに報告を受け、部屋へと戻った。
久しぶりにあの少女の名を聞いた。
いや、あれから20年経っている。
「あの女」と言ったほうがいいだろう。
よくもまあ隠れて生き延びていたものだ。
しかし、事件のことを聞いている間に、おれには、
彼女の影が、真っ暗な闇の中へ堕ちていくように感じられた。
哀れな女だ。
4年間を共にした男に殺されかけるとは。
お前に「生きろ」と言うことの、残酷さをおれは知っている。
「仲間を探せ」と言うことの、罪深さを知っている。
故郷の無念を晴らすことだとか、歴史を未来へ届けるだとか。
そんな使命感は捨ててしまえ。
仲間に出会えるから生きろだとか、母の気持ちを継ぐだとか。
そんな希望も捨ててしまえ。
そんな使命や希望を持って生きてきたのに、叶えられない。
それがどんなに辛かったか。
おれにはわからない。
想像するだけ。
どれだけお前が涙を流したか、おれは知らない。
本当は何を考えているのかも、何も知らない。
おれはお前のことを、ほとんど何も知らない。
ひとつだけ知っているのは、お前が今でも独りだということだけだ。
「誰か」に願いをかけて、ここまで見守ってきたが、限界だ。
もう、死にたいだろう。
おれが殺してやる。
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